こんにちは。
最強のチームビルディング式働き方改革
運営メンバーの田中聡美です。
ここ最近、日本でもようやく
多様性を意識した取り組みが
増えてきました。
東京オリンピック大会組織委員会では
理事の4割が女性になり、
少し前にはサイボウズが
取締役がおじさんばかりであったことに
関する「お詫び広告」を出しました。
育メンや女性活躍という言葉も定着し、
いよいよ多様性の時代の到来・・・と
言いたいところですが、
私はこういった取り組みに
疑問を感じています。
女性の役割が重視されるのは
もちろん嬉しいことです。
しかし女性を増やしただけで
「私たちは多様性を意識しています」と
アピールするのは少し違うと思うのです。
女性国会議員の中には
「ジェンダーに関する問題ある
公的発言ワースト投票」で
堂々の?第1位をとった女性もいますし、
選択的夫婦別姓に反対の女性国会議員もいます。
つまり女性であっても
旧世代的な偏った見方や考え方を
する人はいるということです。
多様性とは、自分とは異なる価値観や
考え方があることを受け入れること、
同意はできなくても理解することだと
私は思っています。
先にご紹介したサイボウズでは
取締役を全社員から公募した結果、
女性はもちろん、
昨年入社した新人や外国人など
様々な顔ぶれがそろいました。
こういった環境において
他者を理解しようとせず
「あいつは話が通じない」で
済ませていては話になりません。
話が通じないのなら、
通じるようにするには
自分がどう変わればいいか
という発想ができないと
その組織は成り立たなくなって
しまうからです。
似たような考えの人たちで
物事を決定するのは凄く楽です。
しかし楽ということは
それだけ頭を使っていない、
要はそんな決定は誰でもできる
ということなのです。
多様性とはこの先ずっと
茨の道だと私は思っています。
異なる価値観を受け入れ続けることは
自分の現状を壊し続けることでも
あるからです。
ですが、茨の道だからこそ、
そこを突破した人や組織には
それに相応しい成果がついてくるのでは
ないでしょうか。
私たちはそんな茨の道に立ち向かう
次の時代に相応しい人や会社を
支えたいと思っています。
※この記事は過去のメルマガ記事の一部を転載したものです。