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COLUMNコラム

その部下への気遣い、迷惑です

2021.04.23

その部下への気遣い、迷惑です

こんにちは。

 

最強のチームビルディング式働き方改革
運営メンバーの梶川です。

 

 

小さい頃に親から
「自分がされていやなことは人にしない。
うれしいことをしなさい」

と言われたことないですか?

 

私はよく言われてきました。

 

社会人になったばかりの頃、
私は職位や給与があがることを
うれしく感じていました。

 

だから社長になってからも
「きっとみんなも職位が上がったら
嬉しいに違いない」と思い、

ある中堅社員を課長に抜擢したら、
職責につぶされて力を発揮できなく
なってしまいました。

 

その社員にとっては職位があがるよりも
これまでの仕事を淡々とこなすことの方が
嬉しかったのです。

 

こんなこともありました。

 

派遣で働いていた女性社員が
正社員になりたいという理由で
弊社に転職希望がありました。

 

しかし彼女を正社員にしたところ
半年も経たないうちに
正社員としての責任が負担だ

ということで退職して
派遣社員に戻っていったのです。

 

 

世間では多様性という言葉が
よく取り上げられていますが、
今お伝えした話も実は多様性の話です。

 

私は親の教えは必ずしも
間違いではないと思っていますが、
私の失敗を踏まえるならば

「自分がされていやなことは人にしない。
“相手にとって”嬉しいことをしなさい」

がいいんじゃないかと思っています。

 

しかしこれは口で言うほど
簡単ではありません。

 

そもそもあなたは従業員に

・何が好きか
・どんなことで困っているか
・どんな生活をしているか
・どんな夢を持っているか
・どんな趣味を持っているか

などを直接聞いたことがあるでしょうか?

 

これを聞かずに多様性の実現は
不可能だと私は思っています。

 

当たり前ですが、
相手のことを理解せずに
相手の喜ぶことはできないからです。

 

社員によっては
「何もせずそっとしておいてもらうこと」
が一番望ましいこともあり得ます。

 

そういう社員をよかれと思って飲みに誘ったり
話の輪に混ざるように促したりすることは
もはやハラスメントなのです。

 

 

多様性と言うと大げさに聞こえますが、
多様性とは要はひとりひとりを大事にする
ということです。

 

世の中にはいろんなタイプの人がいます。

 

ルールに縛られたくない人もいれば、
ルールをきっちり決めてもらわないと
ストレスに感じる人もいる。

 

彼ら全員を大事にするために
すべてのタイプに合わせようとすると
会社はバラバラになってしまいます。

 

だから一部の人には我慢してもらう
というのが今までのやり方ですが、
そうではなくて

どうやったら全員が納得できるか、
どうやったら少しでも快適に
全員で仕事ができるかを

「全員で」考えることが多様性なのです。

 

多様性は経営者だけの課題では
ありません。

 

全員が全員のことを考えるからこそ、
多様性は実現できるのです。

 

私たちは、何も切り捨てることなく
社員全員を大切にしたいと思っている
経営者をサポートしたいと思っています。

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

 

※この記事は過去のメルマガ記事の一部を転載したものです。

 

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梶川 洋

梶川 洋

株式会社梶川土木コンサルタント 代表取締役

担当地域:全国

中小企業の現役経営者として自社で働き方改革の実績を上げるとともに、働き方改革の研修・コンサルティング支援を行う。経営者の目線で経営に資する取組みを信条としています。